意外と知らない!?ワイン誕生の歴史

ワインを売る時に、ワインの知識が全くないと大変だ。買い叩かれてしまうリスクが高まるし、買取業者に舐められてもしまうだろう。
ワインに関する知識で、最初に頭に入れておきたいのがワインの歴史である。正直、ワインの誕生にはまだ謎も多いが、現在わかっていることについては勉強しておいて損はしないはずだ。

ワインの歴史は人類誕生前から始まっていた!?

ワインは人が意図的に作り上げたものなのだろうか。おそらく違うだろう。
というのが多くの識者の見解だ。
発酵や熟成を伴う飲み物や食べ物というのは、その多くが偶然から出来上がったもので、ワインも例外ではないらしい。

人類が誕生する前から、ブドウは存在していた。その原種は人類が生まれる300万年近く前にはあったと言われており、そのブドウが持つ糖分によって自然発酵を始め、アルコール度数を高め、現在のワインのような状態になっていたとしても、全く不思議ではないだろう。
人類が誕生したのち、それを見つけ飲むようになったと考える方が、より自然な話だ。

ワインの原型の誕生は謎に包まれていると言ったが、この仮説が正しいとなると、もはやこの謎を解明することはほぼ不可能だろうな。

初めてワインが文献に登場したのはメソポタミア文明の頃

社の授業で必ず習うメソポタミア文明時代に書かれた「ギルガメシュ叙事詩」と呼ばれる文学作品があるのだが、実はこの中にワインと思われる飲み物が登場している。
はっきりとした年代は分かってはおらず、紀元前4000年頃の話と言われていることもあれば、それよりも最近の紀元前2500年頃の話であるとする説もあるため、このあたりは少し曖昧なままだ。

文献とは異なり、ワインを製造していた痕跡という点で見ると、紀元前3000年頃にイタリアで作られていたのではないかという発表もある。
一方で、10000年ほど前に中国で製造されていたという説もあれば、8000年ほど前にトルコでワインが作られていたとみられる壺が発見されたという話もあり、誕生の瞬間そのものを特定するのはやはり難しいようだ。

ただ、少なくともワインの歴史を知らない多くの人の想像を超えるはるか昔から、人々がワインを楽しんでいたことはわかるだろう。

大航海時代にワインは世界中に広がる

ワインはエジプトなどで流行し、その後ギリシャやフランスなどにその存在が知られ、少しずつ広がりを見せることになる。
ワインは時に宗教や神といった存在と結びつけられ、次第にその存在感を示していったらしい。

ヨーロッパ全土にワインの存在が知れ渡ったのには、ローマ帝国の存在があった。ローマ帝国が巨大化するにつれてワインはヨーロッパ中に広まり、さらにキリスト教との関係性も強めながら、さらに広がりを見せていく。

そして、世界中に広がるきっかけとなったのが、大航海時代の訪れである。ヨーロッパ人が世界各国へと渡ることでワインも同時に伝え広がっていったわけだが、この頃から非常に質の高いワインも作られるようになってきており、より一層ワインの地位も確立していくことになる。

引用:http://herbtospice.com/historical-herb/exploration-age/e-1

ワインが現在の形になったのは17世紀ごろ

このように、ワインはこの世に偶然に生まれ、それを人が発見し、そしてブドウの栽培からワインの製造まで工夫を重ねながら今日まで進化と発展を繰り返してきたわけだ。
現在のワインとほぼほぼ変わらない形になったのは、17世紀ごろだと言われている。

現在の赤ワインは樽の中でしっかりと熟成させる作り方をするが、これが初めて商品化されたのが1660年代だから、まさに17世紀のことだ。それが未だに続いていることが不思議だし、ワインの歴史と奥の深さを感じさせてくれる。

私たちが美味しいワインを口にできているのは、自然と、ワインに魅了された祖先たちのおかげであることは間違いない。

引用:チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】より

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